女性管理職のストレスを減らす|自分と部下の境界線を引くマネジメント術

マネジメントの心構え・マインド

成果を出してきた女性管理職ほど、責任感が強く、自分にも部下にも厳しい傾向があります。
だからこそ、「部下がやらない…」「なぜこんな簡単なこともできないの?」と感じて、ついイライラしてしまう。

……….私もそうでした!汗
営業職時代は「目標達成してなかったら普通もっと頑張るでしょ!」と本気で思い込み、夜も眠れないほど考え込んでいました。

でも結論から言うと、その原因のひとつは 自分と部下の責任の境界線があいまい になっていること。
部下が「やらない・できない」のは部下の責任
一方で、部下が頑張れるように「伝え方を工夫する」「関係性を築く」「環境を整える」のは管理職の責任です。

この境界線を持たずに部下にイライラしてしまうと、
本来あなたがやるべき「戦略的な判断」や「チームを伸ばす仕事」に集中できなくなります。

境界線を持てるようになると、部下に振り回されず、あなた自身の余裕も取り戻せます😊
この記事では、その考え方と実践のヒントをお伝えしていきます!


なぜ境界線を持てなくなるのか?

「責任の境界線を引く」って、頭ではわかっていても難しいですよね。
特に成果を出してきた女性管理職はこんな傾向があります。

  • 自分に厳しい分、他人にも厳しくなる
     「私はやってきたんだから、あなたもできるでしょ」と思いやすい。
  • 責任感が強すぎる
     「部下ができないのは自分の責任」と考え、全部を背負ってしまう。
  • 共感力が高いがゆえに
     部下の気持ちまで自分の課題として取り込み、抱え込みすぎてしまう。

…こうやって書いてる私も、まさに全部当てはまってました(笑)。


なぜ問題になるのか?

境界線を持てないままでは…

  • 部下が自分で考える機会を奪ってしまう
  • 管理職自身が疲弊して燃え尽きてしまう
  • イライラが態度に出てチームの雰囲気が悪くなる

これでは部下も自分も苦しいですよね…。


境界線を持つための考え方

「部下の課題」と「自分の課題」を分ける

イライラしたときに、
「今私が怒っているのは、部下の課題に対して?それとも私の課題に対して?」と立ち止まることが大切です。

例えば、部下が期日を守れなかったとき。
イライラしてたり落ち込んでしまったら、何に感情が動いているのかを考えてみましょう。
「部下が期日を守れないこと」自体にイライラしたり落ち込んでいるのであれば、それはあなたが部下の責任範囲、つまり自分ではどうしようも出来ない部分にまで踏み込みすぎているかもしれません。

その事実に気づいた上で、「伝え方は本当に適切だったかな?」など
自分が変えるべき点に集中しましょう。

脳内を整理するための「メモ書き」

A4くらいのノートとペンだけでOK📝
方法はとてもシンプルです。
頭に浮かんだ言葉を、整理できていなくて良いのでとにかくノートに書き出していきましょう

例:

部下のAさんがまたお願いした仕事の期限を守らなかった
腹が立つし他のメンバーに影響が出てしまっていることにも焦っている
なぜAさんはいつも期日を守ってくれないのだろう
Aさん自身が仕事が一杯一杯なのか、それとも伝え方に問題があるのか…

こうして一度外に出してみると、「これは部下の責任だから任せる」「これは自分が改善できる部分」と自然に切り分けができます。
毎回数分でも続けることで、頭の中に境界線を引く習慣が身についていきます。

ちなみに私は仕事中にどうにもイライラしたり落ち込んでしまった時は
会議室に紙とペンを持ち込んで5分間だけ「わああああ」っと書き殴ったりもしてます(笑)


まとめ

成果を出してきた女性管理職ほど、部下に厳しくなり、境界線があいまいになりがちです。
でも「境界線を持つこと」は冷たいことではなく、部下の成長を促し、自分自身を守るために大切なこと。

  • 部下と自分の課題を分ける
  • うまく分けられない場合は紙にとにかく書き出してみる

これらを意識できれば、女性管理職として「自分にも部下にも優しいマネジメント」ができるようになります。
境界線を持つことで、読んでいただいているあなた自身もチームも、もっと長く、楽しく成果を出していけるはずです!

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